前回は長女(9歳)が起立性調節障害になってしまった経緯についてお話しました。
今回は長女が2年生の3学期ごろ、学校にまったく行けなくなってしまった様子をお話したいと思います。
3学期はほとんど全て、不登校状態になってしまいました。
起立性調節障害で2年生の3学期は不登校に!
長女が2年生になった5月ごろから、少しずつ起立性調節障害の症状が出てきました。
お腹が痛い、気持ち悪いという症状がポツリポツリと。
それでもなんとか1、2学期は学校に通えていました。
その時期はコロナが流行りはじめて、学校に行く日が少なかったこともありました。
それでもなんとか通い続けてはいて、たまに体調が悪い日は休んだり遅れて行ったり。
10月にあった運動会も無事に出ることができました。
でも、寒くなるにつれて症状が悪化し、冬休みの間は体調が悪いことも多かったです。
「冬休み明けは学校に行けるかな…」
と心配でしたが、やはり行けなくなってしまいました。
朝から腹痛がひどく、まともに動くこともできなかったのです。
冬休みが明けて、学校がはじまる初日。
やはり当日も朝から腹痛に襲われ、行くことができませんでした。
今までであれば日中の10時頃や、午後から体調が回復するということも多かったのです。
良くなったら遅れて学校に送ればいいかなと思っていました。
でもこの3学期は朝から夕方あたりまで、ずーーっと痛いまま。
午後になっても痛みが治まることがなく、その状態が毎日続きました。
学校にはとても行ける状態ではありませんでした。
起立性調節障害/不登校中の長女の様子・何をしていたか
痛みは朝から夕方までまったく治まりませんでした。
夕方におさまるときもあれば、夜寝る前になってまで痛いときも。
痛みの度合いが弱い→強いをずっと繰り返している状態です。
弱い痛みのときはじんわりと痛いらしく「痛いけど今はへいきー」と苦笑いする感じ。
でも強い痛みのときは「ままー…いたい…いたたたたた……」
と見ていてもつらく、切ないばかりでした。
そのときは私がお腹や背中をさすったり。
そんな痛みの状態は、まったく痛くないということがあったり無かったり。
でも3学期中は痛い時間帯が圧倒的に長かったですね。
その間は本を読んだりDVDを見たり。
あとは買い物には連れていきました。
起立性調節障害の子にありがちなのが、運動不足による筋力低下なんですよね。
痛いから運動なんて到底ムリです。
動けないんですよね単純に。
でもだからって何も動かないというのも子どもの身体にとって良くない。
しかもですね、このときコロナもあったからそこまで頻繁にお出かけすることも出来なかった…
2歳の長男もいたので、出かけるとしても食材の買い物や100均に行くくらいです。
それからこの時期は毎週ツタヤでDVDを借りて見てましたね。
「しずくちゃん」にハマっていたのですが、ギャグ満載の内容にかなり助けられました。
面白いときに「あっははは」と笑ってて、その瞬間はとても安心したのを覚えています。
痛い痛いってつらい思いで過ごしているのが本当にかわいそうでした。
きっとその面白い瞬間は痛みも忘れることができたんだと思います。
アニメの力って本当にすごいと、このとき強く実感しました。
夕方になると体調が良くなることも多かったので、家の庭やちょっとしたスペースで縄跳びやボール遊びをしたり。
この時間は次女も幼稚園から帰ってきている時間帯だったので、一緒に遊んでいました。
ちなみにこの時期は友達とどう遊んでいたかというと、仲の良い友達とだけ遊んでいました。
でも、公園に行こうとは決して言わなかった。
学校に行ってないのに同級生と会うのはイヤだと言っていたんです。
長女の中で今までまったく無かった「マイナス」の気持ちが、このとき強く出ていましたね。
起立性調節障害の子の勉強はどうしていたか
勉強は正直言ってまったくやることができませんでした。
まず痛くて集中なんて出来ないし、じっと座るのも結構しんどい感じです。
学校から毎日宿題のプリントや次の日の予定など、近所に住んでいる同級生の子が届けてくれました。
だから宿題のプリントだけはやらないと!と思っていたんです。
最初は勉強が遅れたらいけない!と思って、痛みが和らいだときに
「じゃあこのプリント1枚だけやろっか」
「このページだけやっちゃおう」
とやらせていたんですけど、間違ってました。
自分のやりたいこともままならないのに、痛みが和らいだときに勉強させるのはしんどすぎる。
せっかく痛みが和らいだのなら、好きなこと(長女は絵を描くのが呼吸レベルで好き)をするのが一番!
幸いまだ2年生なので、勉強といっても算数と国語がメインです。
あとからでも追いつくし、長女はかなりの読書家なので、
(もう国語力はカンペキやろ…算数も読解力が大事だし…本読めてればOK)
と思うことにしました。
起立性調節障害の子には心のケアが最優先
「ママパパへ大好き!!いつもありがと!!そんなにしんぱいしないで!!だいじょぶ!!ありがとう♡いつもママパパがすきな長女より」
こういうのをサラッと書いてくる子なんですよ。良い子すぎて母さんは心配。
起立性調節障害にかかりやすい子の特徴として、
【真面目でいい子すぎる】
というのがあるのですが、本当に長女はいい子なんですよ。
勉強も学校もいい!
宿題もやらなくていい!
とにかく楽しく過ごして欲しい。
楽しいことだけして欲しい。
元気でいて欲しい。
ホントこれだけなんですよね。
心のケアといっても特別何かしたということはありません。
痛みが常にある状態だから、楽しく過ごすことを優先しました。
普段はあまりしたくないテレビつけっぱなし、DVD流しっぱなしもこのときはOK。
もちろん画面を見続けるのは単純に子どもも疲れてしまうので、見たいときにだけ見せてました。
しずくちゃんDVDで笑って、
絵を描いて想像の世界に入って楽しんで、
本を読んでまたその世界観を楽しんで、
たまに音楽を付けてみたり。
こんな感じで長女の心がゆったりできるようにしました。
まとめ
長女の不登校中の様子はこんな感じです。
私もまだまだ不安ですし、今現在(2021年5月長女3年生)は学校に行けてますが、また行けなくなるかもしれない。
そんな不安とはまだ付き合いが長くなりそうですが、長女の支えになればと奮闘しています。
長女がどうやって学校に行けるようになったかは、また別の記事に書いていきますね。
どうかこの記事を読んでいるあなたの何かヒントになれたら幸いです。