どうも!水川ちさ (@chissa122) です。
先日、心理学検定2級を無事合格し、ますます心理学を学ぶ意欲が高まってきました!
うれしい〜!!!😳💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛💛
コツコツ頑張って勉強した心理学検定、受かってた〜!!#心理学検定 #心理学 pic.twitter.com/LiXpvu3BXP— 水川 ちさ@在宅webライター (@chissa122) September 29, 2023
実生活のいろんなところに潜んでいる「心理学」。
関連する出来事を紹介して、子育てのモヤモヤが晴れてくれたらと思っています^^
今回ご紹介したい「自己成就予言」ですが、タイトルのとおり、
「私はダメな母親だ」と思いこむで、ダメな母親に自らなろうとしている
という恐ろしいことがあるんです。
そもそも「自己成就予言」とは?
アメリカの社会学者、ロバート・K・マートンが提唱しました。
自己成就予言ってのは言霊にも近いかもしれません。
言霊(ことだま)とは、古代、言葉が持っていると信じられた神秘的な霊力のことです。
言葉には「言霊」があり、発した言葉通りの結果が表れる力があると考えられていました。
言霊は、言葉で発することによって、言葉どおりの結果が表れることですが、
「自己成就予言」は、思い込みであっても、そのとおりの結果がおこってしまうんです。
「私はこうだ」と思って行動していると、その思い込みが現実のものとして成就してしまうという現象なんです。
「私はダメな母親だ」と思うことでダメな母親になろうとしている
たとえ
「私はダメな母親になりたくない」
と思っていたとしても、自分はダメだと思うことで現実のものとなってしまうなんて…。
なんて恐ろしい現象なんでしょうか。
まず、「ダメな母親だ」と思ってしまういきさつには、いろんな出来事があったと思います。
- イライラしていて子どもに当たってしまった
- しっかりと子どもに向き合ってあげたいのにうまくできない
- 子どもが困っているときにとんな対応をしてあげたらいいか分からない
などなど、私自身もそんなふうに思うことがありました。
ああ…やっぱり私はダメだ。うまくできない。
なんでダメな母親なんだろう。。。
たったこの世に一人しかいない自分の大切な子を、自らの力で生きていけるようにしてあげたい。
でも…
うまくできない。
- 余裕がなくて、正面から向き合うことをめんどくさいと感じてしまう。
- 忙しいときに話しかけられても今はほんとムリ。
- なんでそんなにワガママばっかり言えるのよ、そんなときに優しい対応なんてムリ。
- 私だって…もっと頑張っている人はいるだろうけど、でも私なりに頑張ってるのに。
- もっとあの人みたいに器用ならできるだろうけど、私にはできない。
ああ…なんてダメな母親なんだろう。
うまくできない自分をムリして肯定するなんて、難しいですよね。
ネガティブな思い込みが、自分をもっと追い込んでいく
よくネットでも、
- 頑張りすぎないでお母さん!
- たまには手を抜いていいんだよ
- 今日の家事は明日にしちゃえ!
なんてあたかも優しい言葉をかけてくれているんだろうけど、それができたら苦労しないんだわ。
今日の家事を明日に!って、明日は明日の家事が朝からあるのよね。
だから、仕事を翌日に持ち越したってなんにもいいことなんてない。
そんなネガティブ感情に襲われた時の蘇生法
私の場合。
「ああ…やっぱりダメな母親だわ」
って思っているときの蘇生法としては、結局そう思ってしまう原因を一個一個つぶすほかなかったです。
たとえば、まだ子どもが小さいとき。
夕方になるとグズって夕飯がスムーズに作れなくてイライラしてしまうことに対しては、
朝、まだ子どもが起きてこない時間にみそ汁だけを作り、メインの食材だけ切っておくとか。
ブログを書く時間・仕事をする時間がなくて、思い通りにいかずにイライラするときは、
朝、早起きして作業するとか。
小さなことだけど、幼稚園や小学校の給食の「歯ブラシ」「コップ」「はし」を毎朝準備するのがめんどくさかったから、
もう1セット分「歯ブラシ」「コップ」「はし」を人数分買ったとか。
もうそうやって
「どうしたらラクになるか」
「快適になるか」
を考えて工夫していくしか無いんですよね。
自分に余裕がないときって、どうしてもこの「工夫」とか「どうしたらラクになるか」を考えることすらできないがあります。
でもやっぱり、世の中「上手く行っている側」のお母さんたちって、こういう工夫を取り入れて実践していますね。
この「人のアイデア」や「やり方」を取り入れるってことを、私は余裕が無いときに、
「そんなのムリだって…」
って、受け入れることすらできなかったです。
目の前のことをこなすことで精いっぱいになっているときって、上手くいくことはほぼないです。
むしろ、そのネガティブな時間を長く過ごしていると、かなりやっかい。
その原因を
「子ども」「旦那さん」「親」
など、自分以外の人のせいだと思ってしまうことも。
こういった傾向を「利己的帰属」といいます。
自分が成功した場合は「能力の高さ」や「努力」をしたからだ と思う一方で、
失敗の原因は「外的(人や環境など)」のせいだ と考える傾向のことです。
自分を追い込んでいるときって ”自分を守ること” にいっぱいいっぱい。
ついつい、周りのことに原因を求めてしまいます。
自分の子がわがままになっていることを、その子の性格だと思って
「そのわがままなんとかして!」
と叱ってしまうことも。
こうなってしまったらもうどうしたらいいのか。
「私はダメな母親だ」→「うまくできてないけど私はできる!」と思いこむだけでOK
実はこの「自己成就効果」はネガティブなことだけでなく、ポジティブなことにも適用OK!
「自分はこうなるのではないか」と思って行動すると、その予言や期待どおりの結果を出しやすくなるんです!
ただ思い込むだけで、良い効果がおこるなら、これはやらない理由がないと思いませんか?
あとは旦那さんや友人にたくさん褒めてもらうことも良い効果をうみます。
努力をほめられると「努力する自分」を実現するために、さらに頑張るようになるんです♪
「私は家事も育児も上手じゃないし決して器用ではないけど、子にとって良い母親になりたい」
こう思うだけで実現するんですよ。
「成功するだろう」という思いはポジティブな結果に繋がりやすくなります。
逆に「失敗するだろう」と思うと、実際にネガティブな結果に繋がります。
大切な子どもや家族のために、自分のためにも、まずは「思い込み」からはじめてみませんか^^
まとめ
今回は、「思い込み」について書いてみました。
人間の思い込みは、気づかないうちに「自分」や「周囲の行動」に影響を及ぼす力がある
ということを知っておくことは、けっこう重要なのではないかと思います。
私が心理学を学びたい、知りたいと思ったのも、この
「人の考えかたの傾向」
を知りたかったからです。
もっともっと勉強して、世の中のお母さんたちの育児や生き方に貢献できたら嬉しいです。
また新たに勉強して、得たことがあったらどんどん追記していきますね。