うちの長女は朝、自分で起きることができません。
何度声をかけても、身体を揺らしても、
「う~~~ん……」
と起きてこようとしません。
以前はスッと起きられたのが、なぜかできない。
身体が重そうで、だらだらとしていて、身体を起こすことがまずできません。
なので仕方なくおんぶをして一階のリビングへ運びますが、降ろすとそのまま床でだらーんとしています。
起立性調節障害という病気は、
「朝まったく起きられない病気」
です。
今回は、なかなか朝起きることができないお子さんをお持ちの方に向けた記事です。
もしかしたら「起立性調節障害」という病気のせいかもしれません。
この記事で、朝起きられないお子さんの「誤解」が解けたらいいなと思っています。
※もちろん、朝起きられないお子さん全員がこの病気だということではありません。
我が家がお世話になっている本がコチラ。
- 起立性調節障害という病気について詳しく載っている
- 子どもにどのように対応したら良いかが分かりやすく記載
起立性調節障害を知るならこの本です。
ちなみに我が家は追加でコチラも購入しました。
起立性調節障害とはどんな病気?
起立性調節障害という病気は、一言で言えば「自律神経が乱れてしまう病気」です。
普段私たちは立ち上がったときに、自律神経の一種である交感神経が働いて、重力によって血液がたまってしまうのを防ぎます。
それによって正常な血圧を維持しているのです。
しかし起立性調節障害という病気はこの交感神経の働きがうまく働かなくなります。
すると、血圧が低下・脳血流が低下して、めまいや動悸などの症状が引き起こされます。
また、この病気は自律神経が乱れる病気であって、身体が正常に働かないことが理由だと思っていましたが、
精神的なストレスが要因であることも。
よく言われるのが、
- 真面目でしっかりした子
- 人に気を使いすぎる子
- 大人の顔色をうかがう子
が多いと言われていて、まさにうちの長女がそうなんです。
自分のことを後回しにして、他人が喜ぶことを優先したり、ガマンしたりします。
とっても優しくて良い子なのですが、ガマンが多い分、ストレスも多いのだと思います。
起立性調節障害/長女が朝起きられない理由
うちの長女の場合ですが、朝起きられない原因の一つとして、ひどい腹痛があります。
とにかく起きてからまず第一声が「おなかいたい」なんです。
う~~~んとずっとうなっている様子で、キリキリというよりじんわりと重たい痛みなんだそう。
あとは身体のだるさと、気持ち悪いと言うときもあります。
気持ち悪いときにはうめぼしを食べると長女的にはスッキリとして収まることが多いようです。
我が家の常備として、セブンイレブンの干し梅が常に棚にあります。
(この味が一番美味しくて食べやすいんだそう)
そんな感じで、朝はとにかく自分一人では起きられません。
私か夫がおんぶをして一階のリビングまで運びます。
今は小学3年生なのでまだ運べる重さなのですが、、、
中学生になったら起こせるかな…とちょっぴり不安です。
起立性調節障害/長女が朝起きられないことでの対応
長女が朝起きられないのはもう仕方がないことです。
お腹が痛いと言っているのを無理やり身体を起こして学校へ送り出すのは、余計にストレスを与えてしまいます。
病気がさらに悪化することにもなりかねません。
ちなみに我が家ではこのようにしています。
- とりあえずリビングまで連れて行く
- 遅刻する
- 思い切って休む
起立性調節障害・朝の対応「とりあえずリビングまで連れて行く」
起立性調節障害の子にはまず「太陽の光を浴びるのが良い」と聞きました。
起床してからすぐに起立するのは、血液の循環がうまく働かず、頭痛や体調不良の原因に!
なのでまずはリビングまでおんぶして連れていくことにしています。
リビングにはヨガマットが敷いてあるので、横になって生活音で少しずつ起きる環境を作ります。
そのあとはまず座って身体を起こして、徐々に着替えをしたり、朝ごはんを食べたり。
自分で起きられないのは仕方ないので、朝起きたらまずはベッドから出すようにしています。
起立性調節障害・朝の対応「背中やお腹をさする」
長女は朝、お腹が痛いことが多いので背中やお腹をさすってあげます。
すると少しラクになるのか、ふう~と落ち着くことが多いです。
あとはぎゅーっと抱きしめてあげたり、話を聞いたり。
精神的なことも病気の原因ではあるので、とにかく長女の気持ちがゆったりするように心がけています。
ちなみに学校に行くこと自体はイヤではないし、特にいじめなどもなく、学校が楽しいと言っている長女ですが、
精神的な部分は何が原因かは分かりません。
ちりつも的な感じで、ガマンや過去にあった辛いことを思い出してつらくなるのか。
ここの部分はまだ分からないので、長女の様子を見て、少しだけでも原因が分かりたいところです。
起立性調節障害・朝の対応「遅刻する」
上記のように少しずつ身体を起こし、出発時間(7時40分ごろ)になってもまだ痛いようでしたら、遅刻するようにしています。
そのときに我が家では末っ子を幼稚園に送ってから9時ごろに小学校へ向かうように。
その時間であれば痛みが少し収まっていることも多く、少し痛くても長女の気持ちの準備が整っていることが多いです。
子どもが朝起きられないのは起立性調節障害が原因かも?検査してみて!
私の説明が分かりづらいところもあったかと思いますが、いかがでしたか。
きっとこの記事を読んでいるあなたは、何かしらお子さんが朝起きられなくて悩んでいるのかと思います。
もし起立性調節障害であれば、朝起きられないことは怠けではありません。
- 急に朝起きられなくなった
- 朝だらだらとするようになった
- 朝から体調不良を訴えることが多くなった
などがあれば、ぜひ病院で検査してみてくださいね。
急に朝、お腹がいたい、気持ち悪いと訴えるようになった長女ですが、「起立性調節障害」という病気だと知って、実はちょっとホッとしたんです。
もちろん病気だったことがホッとしたのではなく、長女の辛さの原因が分かったから。
原因が分かるとその後の対応が「病気」が前提になるので、中途半端に
「学校に行きなさい!!」
と叱ることもなくなりますよね。
もし起立性調節障害だと分かったら、こちらの本もおすすめですよ。
私と夫はまずこの本で勉強して、長女の対応をどのようにしたらいいかを知りました。
「起立性調節障害かも?」という疑いがあったら、ぜひ検査をしてみてくださいね。
ちなみに起立性調節障害は小児科で診てもらえます。
あなたのお子さんが快適な生活を送れますように^^